インターネットを使えば知りたい情報のほとんどを、即座に調べることができます。
それは海外旅行についての情報であっても変わりません。しかし実際に旅行に行く場合、ネット回線が通じないなど多くの問題が起きる可能性があります。
トラブルが起きたときに備えて、ガイドブックや書籍を1冊持っていくといいでしょう。
ここでは、おすすめできるガイドブックをいくつか紹介していきます。
ガイドブックのメリットとデメリット
ガイドブックを利用することには、メリットとデメリットが存在します。
ガイドブックを利用するメリットとしては、掲載している情報が正確であるということが挙げられます。
インターネットを使えば大量の情報を集めることができますが、そのすべてが正しいとは限りません。ネットには誰でも情報を書き込むことができるので、その分信憑性も低いのです。
またネット上の情報は削除されない限り残るので、古いものも含まれているのですが、ガイドブックなら出版された時点の最新情報のみを取り扱っているのでその点でも安心です。
またガイドブックを用意しておくことで、トラブルが起きた際にすぐに対応できます。
ガイドブックの巻末には、旅行者が陥りやすい問題とその解決法がまとめて載せられていることが多いです。そのため、すぐに必要な情報を手に入れられるのです。
ガイドブックのデメリットとしては、重量があることが挙げられます。1つだけならそれほど重く感じませんが、旅行時には他にも多くの荷物を持っていかなければならないので少しでも軽くしたいものです。そのため、ガイドブックを旅行に持っていく際には、小さくて軽いものを選ぶといいでしょう。
電子書籍版の購入もおすすめいたします。
ガイドブックの種類
ガイドブックといっても様々な性格のものがあります。
海外旅行に慣れた人が更に旅行先を深堀するために読むものもあれば、まだ一度も海外に旅行したことのない人が旅行先のイメージを得るために読むものもあるのです。
旅慣れた旅行者には「地球の歩き方」や「わがまま歩き」「ハレ旅」などのガイドブックがおすすめできます。
海外旅行に行ったことのない旅行者は「るるぶ」や「まっぷる」を読むといいでしょう。
実際に海外旅行に持っていくのなら「タビトモ」や「楽々」がコンパクトなのでおすすめできます。
女子が気軽に旅行をする場合は、「ことりっぷ」が参考になるでしょう。以下では一つひとつのガイドブックの特徴を詳しく見ていくので、自分にあったものを選ぶ参考にしてください。
地球の歩き方
地球の歩き方はダイヤモンド・ビッグ社から出版されている旅行ガイドブックです。
とにかく情報量が多く、シリーズの中には他のガイドブックが取り上げないようなマイナーな国が含まれています。
この一冊があれば他の情報源が必要ないほどその国の情報を網羅していますが、旅行の初心者には逆に使いづらいかもしれません。
旅行会社が企画するツアーなどでは飽き足りないような旅行の上級者が、更にディープな旅行を楽しみたい場合などにこのガイドブックは役立つでしょう。
情報量が多く見ごたえがありますが、その分高価格なのでその点は注意が必要です。また他のガイドブックよりも重量があるので、旅行に持っていく際には他の荷物を少なくするなど工夫しましょう。
るるぶ
るるぶはJTBパブリッシングが出版している旅行ガイドブックです。
写真が多く非常に読みやすいデザインの旅行ガイドブックなので、旅行に行く前のイメージ作りにとても重宝します。
本のサイズは他のガイドブックよりも大きいのですが、情報量はそれほど多くありません。
そのため実際に旅行先に持っていく利点は、あまりないでしょう。るるぶの特徴としては、グルメ情報の量が大きいことが挙げられます。美味しいものを食べることを旅行の目的にしている方には、るるぶはおすすめできるガイドブックです。
まっぷる
まっぷるは昭文社が出版している初心者向けの旅行ガイドブックです。
まっぷるはるるぶと同じように写真が多く見やすい体裁なので、旅行の行き先を見つける際に利用するといいでしょう。
旅行先の情報がすべて網羅されているわけではありませんが、他では取り上げないようなマイナーな観光スポットの情報を得ることができるという特徴があります。
旅先のマニアックな情報を写真や大きな文字で紹介しているので、より深くその国のことを知ることが可能です。ただその分有名どころの情報は文字のみで軽く触れられるだけの場合もあるので、その場合は他のガイドブックと併用するといいでしょう。
タビトモ
タビトモはJTBパブリッシングが出版している持ち運びに便利な旅行ガイドブックです。
薄くて軽量なだけでなく主要な観光スポットは紹介されているため、王道な旅行をしたいと考えている旅行初心者におすすめのガイドブックだと言えます。
価格も低く抑えられているので、その点も人気の理由の1つだと言えるでしょう。初心者向けのガイドブックですが、サブとして利用するのなら上級者の方でも活用できるため1冊持っておいても損はありません。
このガイドブックの最も優れた点は、利用頻度の高い地図をパノラマサイズで掲載している点です。簡単に見やすい地図を見ることができるので、実際に旅先で持っていると重宝します。
わがまま歩き
わがまま歩きは実業之日本社が出版している旅行ガイドブックです。
今までこのシリーズでは、35カ国を紹介しています。このシリーズの特徴は情報量が多い上に、見やすくなるような工夫が凝らされている点です。ショッピングやグルメの最新情報が手に入るだけでなく旅行者向けの路線図の地図なども旅行者に配慮して掲載されているので、持ち運んで利用するといいでしょう。
内容や持ち運びのしやすさから、旅行になれた中級者が持っていくのにおすすめのガイドブックです。
ことりっぷ
ことりっぷは昭文社が出版している旅行ガイドブックシリーズです。
創刊は2008年で、女子向けに特化した作りとなっています。このガイドブックの名前は「co(小さい)+trip(旅行)」を由来としていて、働いている女性が週末に気軽に旅行する際の手助けができるよう作られています。
海外に行った際に言語で困らないよう、簡単なフレーズも掲載されているので、1冊あるだけで安心して旅行が可能です。ことりっぷにはモデルプランとしておすすめのコースが紹介されているため、旅行の初心者の女性はそのコースを利用するといいでしょう。
ハレ旅
ハレ旅は朝日出版が出版している旅行ガイドブックのシリーズです。
このガイドブックの特徴としては、写真と情報量のバランスが良く非常に読みやすい構成になっている点が特徴的です。
情報量が多いだけでなく途中でマンガの絵を挟むなどして、非常に読みやすい工夫が凝らされています。
欠点としては紹介している国が少なく、有名な国だけしか出版されていないことが挙げられます。マイナーな国に行きたいという方は、別のガイドブックのシリーズを利用するといいでしょう。見やすく情報量も多いのでこのシリーズは、旅慣れた旅行者におすすめできます。
楽楽
楽楽はJTBパブリッシングが出版している旅行ガイドブックです。
写真は小さく文字情報が多い、大人向けの編集が特徴の旅行ガイドブックと言えます。
王道の旅行コースをバランスよく紹介しているので、1冊あるだけで安心して旅行を楽しむことができるでしょう。一人旅を楽しみたい方にも、このガイドブックおすすめできます。
まとめ
ネットで海外の情報を簡単に手に入れられますが、ネットの情報は玉石混交なので信頼性は高いとはいえません。
その点ガイドブックは正しい情報が載っているので安心できます。
ガイドブックにも色々な種類があり、旅行者の経験や属性によって最適なものは違ってきます。
女性なら見やすいものを選び、旅行の上級者はディープな情報が載っているものを選ぶといいでしょう。