キャンプを行う予定の日が雨予報だと、少しテンションが落ちることもあるかもしれません。しかし、都会の喧騒を離れて不便を楽しむのがキャンプの醍醐味です!雨でもキャンプを目一杯楽しむための対策を、事前に準備しておきましょう。
雨キャンプの必需品や、あると重宝する便利グッズまで、これさえあれば大丈夫というアイテムを紹介します。
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大型のテントとタープ
キャンプ場で雨が降ったときには、雨から身を守るための空間を確保しなければいけません。あまり狭いテントでは、雨を防いで快適に過ごすことができずに不便です。少し大型のものをあらかじめ準備しておくと安心です。
テント選び
できれば、リビングスペースのあるテントがベターです。夜の睡眠や体を横にして休めるスペースとは別に、テントの前に屋根付きのリビングがあると、ずっと雨に濡れずに過ごすことができます。
例えば4人家族で出かけるとしても、4人が動いたり座って休むとなると、意外と大きなスペースが必要です。みんなが快適に過ごせる程度の広さをよく考えて、十分な大きさのテントで対策をします。
タープ選びも慎重に
テントとは別に、タープを準備するのも良い手です。タープにはいろいろな種類があり、大きさや高さ・形も様々です。雨に強いのは天井が尖ったような形なので、意識的に雨が流れていく形状のものを選んでおけば安心して過ごせます。
組み立てやすいタープを持っていくのもポイントです。雨の中でテントやタープを設営するときは、できるだけ短い時間で組み立てられることが大切です。いわゆるワンタッチ式のタープなら、組み立てるのもしまうのも時間がかからず、困ることがありません。
場所に余裕があるときは、テントを置いた横にタープを2つ並べるのもアリ。濡れずに過ごせるエリアを、十分に保てる対策になります。
カッパは少し良いものを!
雨のキャンプでは、雨具(カッパ)も欠かすことができない必需品です。ずっと着用をしておく必要はありませんが、テントの設営時やちょっとした移動などで何かと重宝します。体を濡らすと低体温症となり、深部体温がさがり体の機能を正常に維持できなくなるので注意しましょう。
百均のカッパでも大丈夫?
百均ショップでも、カッパを手に入れることはできます。ほんの少しの雨なら、使い捨て感覚で百均のカッパを使うのもアリです。最低限雨に濡れないような対策はできますし、実際に着用している部分が雨に濡れることはありません。しかし、キャンプで1日過ごすようなシーンでは、少し物足りなさを感じることもあります。
ちょっと良いカッパならテンションも上がる!
カッパを着たまま長い時間を過ごすと、夏場は特に汗をかきます。汗をかいて体にかっぱがくっつくのは、かなり不快です。作業をしていても気になりますし、ずっとストレスを抱えることになりかねません。そんな事態を防ぐためには、カッパは すこし良いものを選ぶ余裕が必要です。
キャンプグッズとしてレインウェアやポンチョがたくさん販売されています。また作業服売場でも、機能性の高いカッパをたくさん見つけることができます。作業がしやすく、通気性の高いものを選んでおけば、雨の日のキャンプでも快適に過ごすことが可能です。
良いカッパを持参しておけば、雨の日が逆に楽しみになります。自慢のカッパで作業や準備をすれば、困った雨もテンションの上がるイベントに変わります。
雨のキャンプは足元にも気を使う!
雨が降れば当然ぬかるみますし、普通のスニーカーなどでは対応が難しいです。靴の中までぐちゃぐちゃになってしまうと、不快な思いをすることになります。雨キャンプで意外と見落としがちなのが足元のケアです。
濡れても平気なサンダル
雨の日には、濡れても平気なサンダルが大いに役立ちます。もともと濡れることを想定しているゴムのサンダルやクロックスなら、雨が降っても平気です。
濡れてもそれほど不快では無いですし、泥を洗い流して拭いてしまえば、リビングやタープの中でも快適に過ごせる便利グッズです。履いたり脱いだりも簡単なので、テントの出入りも楽です!
おしゃれな長靴もおすすめ!
雨の日のキャンプをがっつり楽しむためには長靴もおすすめです。水が中に染み込んでくることはありませんし、グリップ力の高い長靴を選べば雨水で滑るようなこともないです。濡れた芝は予想以上に滑るので、ゴム底の長靴などが強みを発揮します。
安く売っている普通の長靴でも良いですが、少しおしゃれなものを準備しておくのも良いアイディア!雨のキャンプを楽しく過ごせる強い味方になります。
あると役立つ細かい便利グッズ!
ちょっとしたものでも、あると役立つ便利グッズはたくさんあります。雨が降るキャンプ場に着いてから「あればよかった」と気がつくようなものも多いので、事前の準備が大切です。
タオルは多めに
キャンプにタオルは必需品ですが、雨が降ったときにはより役立つシーンが増えます。濡れたものを拭くのに常に役立つので、少し多めにバッグや車に入れておくのがおすすめ。これくらいあれば十分、と思えるよりも少し多めに持っていくのがコツです。いつも乾いたタオルを使える準備が、キャンプを快適にしてくれます。
テントの入り口には、足拭きマット・タオルを1枚置いておくのも良いアイディア。これが1枚あるだけで、テントの中を乾いた状態に保てます。
傘
雨が降っているキャンプ場で、常に傘をさしているのは不便です。片手がふさがってしまいますし、作業もはかどりません。ただ、少しだけ洗い場に行ったり、トイレに行ったりするときに傘が1本あるととても便利です。少しの時間歩く時などは十分に雨を防げるので、小さいものを1本置いておくだけで、便利グッズとして役に立ちます。
ランタンも防水タイプを!
キャンプ場の夜は暗くなるので、ランタンが欠かせません。雨が降るときには手が濡れていたりと、ランタンに水がかかることもあります。防水タイプを準備しておけば、雨が降る環境でも安心して使用できます。防水タイプのランタンも、大小様々な種類が販売されているため、人数やキャンプの大きさに応じて選ぶと良いです。
雨の日は片付けのことも考えておく
雨キャンプに行くときには、キャンプが終わった後の対策も考えておかなければいけません。効率的に後片付けをするための便利グッズがたくさんあります。
袋
濡れた機材などを片付けて積み込む時は、できるだけ水分をなくした状態にするのが基本です。しかし、片付けをしている最中も雨が降っているような環境だと、完全に乾燥させるのは難しいです。
そんなときには、車や他のものが濡れないように、ビニールの袋などを準備しておきます。どんなものでも入れられるような、大きめのゴミ袋などが適しています。多めに準備をしておくと良いでしょう。家に持って帰った後で中身を出して、ゆっくりと乾燥させれば良いです。
頑丈で水分をしっかりと遮断できる、専用のドライバッグも販売されています。ちょっと引っ掛けて穴が開くことを心配しないで済むので、あればベターです。
ブルーシート
テントと地面の間に敷いたり、リビングエリアの足元に敷くと便利なブルーシートです。ブルーシートは後片付けの時にも、役に立つ便利グッズです。車の荷室に広げて敷けば、濡れるのを防止できます。機材が当たって傷つくのも防いでくれるため、一石二鳥です。ばさっと広げてすぐに使えるお手軽さも、雨のキャンプ対策に向いています。
雨の日キャンプならではの便利グッズで対策を!
雨のキャンプではテントやタープの対策をするのはもちろん、細かい便利グッズを活用することで快適に過ごすことができます。カッパやポンチョで濡れることを防ぎ、足元にも気をつけると良いです。
たくさんのタオルを準備するのも良い対策ですし、傘はちょっとした外出に役立ちます。帰りの片付けのことまで考えて便利グッズを用意しておけば、快適な雨キャンプを満喫できます。